キングココナッツオイルの自然食品ならキングココナッツのトップ › キングココナッツとは
キングココナッツとは?普通のココナッツとココが違う!
キングココナッツをご存じですか?
一般的なココナッツに比べて、健康成分も多く、香りも良いとされています。
では、具体的にどんな特徴があるのでしょうか。
キングココナッツについてもっと知っていただくために、
その産地や成分について詳しくまとめてみました。
キングココナッツとは
一般的に多くのスーパーなどで流通しているココナッツは東南アジア産です。
一方、スリランカ産のココナッツは「キングココナッツ」と呼ばれています。
キングココナッツはスリランカなど周辺の国々でしか育たないため、
市場の流通量が非常に少なく、日本で目にしたことがある方は少ないかもしれません。
これには理由があり、キングココナッツはスリランカ国内でも自家用として栽培されていることがほとんどでした。
キングココナッツは通常のココナッツと比べて実の大きさが小さく、
商品に使用する胚乳の部分も薄いため、輸出用として栽培するには効率が悪いと考えられてきたからです。
そんな採集量が少ないキングココナッツでしたが、
最近になってスリランカ政府の公認のもと、国外への流通ルートが確立されてきました。
そうして、日本でもキングココナッツを目にする機会が増えてきたのです。
普通のココナッツとの違い
まず、キングココナッツがその実の大きさが異なります。
キングココナッツは通常のココナッツよりも一回り小さな実をつけます。
色も濃いブラウンではなく、明るい黄色であることも特徴的です。
ココナッツの実は熟すと、内部に大量のココナッツウォーターを蓄積します。
現地の方々は収穫して、飲料水代わりにココナッツウォーターを飲むことも多いようです。
しかし、この時点ではオイルを採集できる「胚乳」の部分は育ちきっていません。
さらに木に成ったまま数週間熟成すると、ココナッツの内部で胚乳が成長していきます。
キングココナッツはこの際にできる胚乳が非常に薄く、採取できるオイルの量も限られるため、流通量が少ないのです。
さらに、ココナッツはデリケートな植物であるため、農薬などを使った効率的な栽培には適しません。
そのため、大量生産よりも品質を重視した栽培方法をとらざるを得ない、といった背景があるのです。
その代わり、無農薬で育てられたキングココナッツは非常に香りが高く、
オイルなどさまざまな商品の高級原材料として使用されています。
キングココナッツの成分
キングココナッツの胚乳にはオイルにも使用されることからもわかるとおり、
非常に良質な植物性の油を豊富に含んでいます。
キングココナッツのオイルは、通常のココナッツよりも触った感じはサラサラとしており、
べたつきにくいことが特徴です。
オレイン酸、ミリスチン酸、パルチミン酸、ステアリン酸などを豊富に含み、
高い抗菌力や抗酸化作用、抗炎症作用があることがわかっています。
特に抗酸化作用があるオレイン酸については、通常のココナッツオイルの2倍以上もの成分が含まれています。
このことから、化粧品や美容オイルに使用されてきたココナッツオイルですが、
キングココナッツを使用したものはさらに、強い効果を発揮することが期待されます。
その他には母乳に存在するラウリン酸、カプリン酸を多く含んでおり、免疫力をあげる効果があるといわれています。
キングココナッツの使い道
ココナッツオイル
まず、もっともメジャーな使い道がオイルです。
キングココナッツのから抽出されたオイルはサラサラとしており、べたつきも少ないため、マッサージオイルとしても優秀です。
肌に塗ることで肌の乾燥を防ぎ、潤いを保つのに効果的といえるでしょう。
そのほかのオイルとの相性も良好で、混合してもその香りはほかのオイルの良さを邪魔しません。
香水
キングココナッツのオイルは、通常のココナッツよりもマイルドで柔らかい印象の香りです。
そのため、香水のベースとしても重宝されています。
スリランカの現地では、香水の代わりにココナッツオイルをそのまま塗っている人もいるほどです。
肌の潤いを保つ効果もあるので、塗るだけでスキンケアとしての機能も両立できます。
メイク落とし
キングココナッツのオイルはべたつかないため、メイク落としに効果的です。
保湿に効果的な成分が含まれており、天然由来の成分なので肌荒れなどの心配も少なくすみます。
とはいえ、大量につけるのは望ましくありませんので、メイクを落とし終わったら軽くぬるま湯で流すのをお忘れなく。
食用油
ココナッツオイルは抗酸化作用に優れるため、食用としても使いやすい油です。
ココナッツが育つ熱帯に近い地域では、日光にたくさんの紫外線が降り注いでいます。
植物などに紫外線を浴びると、酸化して大量の活性酸素が発生します。
そのため、ココナッツなど熱帯の植物は内部の酸化を抑える、抗酸化作用のある成分を含んでいるのです。
肌荒れや老化などは、多くの場合体内の酸化が原因です。
キングココナッツを食用することで、体内の酸化を抑えられるため、アンチエイジングやダイエット、便秘解消などに効果的といえるでしょう。
またキングココナッツに含まれる中鎖脂肪酸は、肝臓の中でケトン体という物質を作り出しますが、このケトン体はアルツハイマー型認知症の改善に効果的といわれています。
キングココナッツはそのほかにも、スリランカでは古来よりさまざまな症状に効く薬として重宝されてきました。
なかには食用やマッサージだけでなく、日焼け止めや火傷の手当にも使用しているようです。
強靱な体力が必要な熱帯の過酷な環境を耐えるためには、キングココナッツの持つ生命力が必要不可欠なのです。
現在では、キングココナッツのオイルには、単純な油分だけでなく、
ビタミンやミネラルといった成分を豊富に含まれています。
スリランカの昔の人たちは、経験的にキングココナッツの効果を知っており、活用していたことがわかりますね。
まとめ
キングココナッツの成分や使い道について紹介いたしました。
キングココナッツは通常のココナッツよりも成分が豊富で、優れた健康効果があります。
近年ではキングココナッツの有用性が注目され、徐々にさまざまな商品に利用されるようになってきました。
大量生産できないため、日本で手に入れることは簡単ではないかもしれません。
しかし、今回ご紹介したとおり、キングココナッツは優れた木の実です。
ぜひ、目にする機会があったら、お手にとってその効果を実感してみてくださいね。